高根沢町図書館/高根沢町史ほか

高根沢町史 民俗編

第一章 生産生業

第二節 農業

七 果樹

(二)ぶどう栽培

 摘果をタマスグリともいい、大粒種で一房二五~三〇粒程度、普通種で五〇粒にするため、良くない実から摘果鋏で取って行く。摘果が終わった順から現在では袋かけを行うが、当時は袋かけはしなかったという。また、袋かけをしなかった頃は、スカシバの幼虫が出て、七月中旬にボルドー液に三~四回浸した。なお、一般に八月中旬で成長が止るものであるが、この地域では秋まで芽が伸びるためメドメ(芽止め)または芽掻きが行なわれた。