高根沢町図書館/高根沢町史ほか

高根沢町史 民俗編

第一章 生産生業

第二節 農業

七 果樹

(二)ぶどう栽培

 四月一〇日頃から芽が出始める。悪い芽や元に近い芽を爪で掻き取り、良い芽だけを残して行く。五月五日頃には新しい枝が二〇センチメートルほど伸び、葉も二~三枚程度出る。この頃になると葉と葉の間につぼみ(芽)が出始めるが、つぼみには二つほど余分なギケイ(副苞)が出てしまうため、花の咲かない前に爪で取ってしまう。ギケイ取りが終わるそばから、また伸びた枝を棚の番線に止めるユウエンを行なう。この後、房となるところの元の五段ほどと先の方の実を掻き落とし、真ん中の一〇段くらいを残す。これが実となり房となるのである。