高根沢町図書館/高根沢町史ほか

高根沢町史 通史編Ⅰ

第三編 中世

第四章 戦国時代

第三節 高根沢地域の城館

二 高根沢の城館跡


23図 桑窪城跡・虎口付近


24図 桑窪城跡・西辺の堀跡


25図 高根沢城跡・堀跡


26図 町内の城館跡

 花岡の大塚付近は、かつて宇都宮公綱の家臣岡本和泉守の館があった場所と伝わる。公綱の没落と同時にこの館も廃され、跡に寺が建てられた。後に寺も移転したため、その跡に塚を築いたという。現在でも塚が残り、五輪塔が立つ。『那須記』の巻十に見られる城館のうち、「栗賀嶋城」については現在の大字栗ケ島にあったと考えられるが、城についての詳細は現状では不明である。「下大田城」については大字太田に「堀ノ内」という地名が残る。用水路が見られるが、かつての堀跡の名残であろうか。
 その他、城館跡に関係する可能性のある地名もいくつか残っており、今後未知の城館跡が発見される可能性は十分ある。