常総市/デジタルミュージアム

石下町史

第四編 近現代

第六章 つむぎと町のにぎわい

第二節 マチの生活と祭り

昭和三十五年に新たに商工会が組織され、現在会員は商工業者が約一〇五〇名、小規模企業が一〇二四名相いる。近年になって全国連の指導で商業・工業・建設業・サービス業などの四部門を設けている。
 商工会では五月の商業祭り、秋の工業祭りに一定の枚数をためると旅行できるスタンプなどを設けて、販売の促進をはかっているが、地元の客の吸収率が五六%という現状や、大型店舗の進出など、石下町商工会が解決しなければならない問題が少なくない。また本石下、新石下の商店街では、商工会指導の商業祭りなどのほか、伝統的な年末年始・中元の大売出しを行なっているが、顧客の獲得をめぐって対抗意識も認められ、昭和六十二年の暮の大売り出しには、数年来続けてきた共通の福引券を、本石下、新石下それぞれが独自に出すようになったという。しかし石下町全体の商工業の発展にとっては、地元客の吸収率をたかめ、さらには周辺市町村からの客をいかに吸収するかが、今後に残された大きな問題であるといえよう。