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水海道市史 上/下

水海道市史 下巻

第六編 水海道の近現代資料

政治・社会

 幾多の障害と杞憂とを一蹴して水海道地方青年大会は八月四日正一時一町十三ケ村青年大衆の歓呼のうちに水海道町宝来館に開会された。
  参加代表 七十六名
(長崎村)中村茂、川口正夫、荒井貞次郎、豊島義三郎、古谷喜市、鈴木良、寺田二美夫、中村文太郎、川口平内、風見新太郎、豊島常一君の十一名。(十和村)大好嘉伝治、大好貞吉、石川貞夫、堀越勝市、瀬川信哉、亀田寛一、小林新太郎、池田福太郎、飯泉幹雄、染谷好家君の十名。(大生村)山崎淳、星野武松、市村豊三郎、田口清一、吉川正二郎、山口健、片野庸、神林正義君の八名。(五箇村)本橋良一、菊田重一、野口豊、福田四郎、石川文雄、石川菊次、横田新六郎、長岡健一郎、朝川喜代、高島惣吉君の十名。(三妻村)稲葉定一、皆葉正農、松村喜市、船張市之助、小口忠一、染谷秋、倉持直市、小林稔、大山巌、篠崎彦一君の十名。(水海道町)沼尻茂、木村信之君の二名。(大花羽村)古谷長助、鈴木隆、中村良政、石塚安恵、小山俊海、石塚幸三郎、草間敏、斎藤倉之助君の八名。(菅原村)浅野久作、鈴木清一郎、戸塚嘉之助、小林卯吉、岡野菊次郎、大木善治君の六名。(豊岡村)田中勇、砂長安市、石塚賢一、猪瀬藤一郎、荒木亀太郎君の五名。(坂手村)野口喜市、長塚盛治、岡野秀、岡野秀雄、染谷元一君の五名。
 
 第一鈴によって各代表代表者席に着席。第二鈴により準備会を代表して古谷明君開辞を述ぶべく拍手に迎えられて登壇簡明に本大会開会の目的と代表者諸君への希望を述べ大会順序により座長に染谷秋君を推薦降壇。
 染谷君座長に着き正副議長の選挙に就て万場に〓るに座長指名大多数なるため座長は議長に十和村青年会長栗原芳男君を副議長に大生村広瀬正君を指名し可決。
 議長栗原芳男君着席、議長就任の挨拶を述べ議事方法に就て指示するところあり、次に委員指名に移り委員に川口正夫、大好嘉伝治、皆葉左内、山崎淳、高島惣吉、沼尻茂、古谷長助、田村孝平、岡野秀雄君を指名し参与者に各村青年会長を書記に染谷秋、古谷明の二君を指名し同時に委員長として五箇村青年会長高島惣吉君を指名す。
 
 祝電祝詞朗読
 「祝電」意義深き大会を祝す。小野川村、成島一男。盛会を祝す。谷田部町、今高良一。大会を祝す。東京、今東光。時代は常に青年の自覚奮起により革新せらる若き日は再び復らず各位の自尊自重を祈り盛会を祝す。東京 飯村五郎。貴会が健全なる発達を遂げて若き者も力をあらゆる方面に延ばされんことを祈る。東京、風見章。祝盛会。下妻新聞社。
 「祝詞」謹而祝水海道地方青年大会、土浦町茨城立憲青年会代表横田惣七郎、その外群馬県上毛大衆社代表菊池重作君の熱烈な祝詞ありて直に議案討議に移る。
 
 提出議案
 十四件にして各代表者の真剣なる批判討議の結果、三・五・七の三案は委員会附託、九・十二・十四の三案は否決、八案は保留となり、他の七案は全部可決された。
一、青年会趣旨徹底の具体的方法(長崎村荒井貞次郎君説明)
二、生活改善運動の件(十和、亀田寛一君)
三、青年会組織改造案(十和、染谷好家君)
四、農村振興策(大花羽、古谷長助君)
五、協働組合設立案(大生、山崎淳君)
六、一町十三ケ村青年会の連合会組織の件(十和、石川貞夫君)
七、県連合青年団改造案(大生、片野庸君)
八、地方青年公休日一定の件(長崎、豊島義三郎君)
九、特別大演習に於ける青年会の活動方法(菅原、浅野久作君)
十、「おれの村の青年会報告」の大会開催の件(五箇、横田新六郎君)
十一、農村青年娯楽機関設置の件(五箇、朝川喜代君)
十二、産業組合運動(十和、亀田寛一君)
十三、水海道地方青年団融和発展策(菅原、鈴木清一郎君)
十四、県青年競技大会改造案(三妻、染谷秋君)
 
 委員会
 委員会は約一時間にて終結、高島委員長より左の如く委員会の経過報告あり、直に宣言決議発表、午後五時意義深い本大会の幕は閉じられた。
 
 委員会経過報告
 三案の青年会改造案は現下青年会の状態から推論して決定を与へ難きものなれば各村青年会の自由問題とする、五案協働組合設立案は今後尚提案者たる大生村青年会に於て研究を遂げその結果を青年会に発表して研(検)討すること、七案の県青年連合会改造案は現在の如き郡単位の連合会組織を変革して警察署管下を単位として連合会を組織する様県郡青年連合会に決議文を送達すること、以上
 閉会の辞 古谷長助君
                             〔『水海道新聞』 昭和四年八月一五日付〕