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水海道市史 上/下

水海道市史 下巻

第六編 水海道の近現代資料

政治・社会

     第一 庶務
      本籍人 男二、〇八一人 女一、九〇九人
                  計三、九九〇人
 一 人口 現住  男一、八六五  女一、八一五
                  計三、六八〇
   住戸数 五百二十七戸(人口ニ於テ出生数多キニ因ル戸数分家或ハ移住者アリシ為)
 二 人員ノ異動ナシ
    助役分掌事務
    一、道路、橋梁、用悪水ニ関スル件
    一、衛生ニ関スル件
    一、寄留ニ関スル件
    吏員分担事務
    一、戸籍、衛生     助役  小林利輔
    一、会計        収入役 柳田長左衛門
    一、兵事、税務、学事  書記  柳田嘉市
    一、庶務、勧業、統計  雇員  新井安次郎
    一、勧業、農会事務員  同   菊地善作
     処理ノ状況 事務ノ分掌分担ヲ主トシ各自奮励以テ処理ノ敏捷ヲ期セリ
 三 議会
   村会議員選挙有権者 三百四十八人
   村会開会度数九 日数十二日 件数三十三件
    原案可決 毎回出席議員ノ一日平均八人
   衆議院議員、千代田悪水圦樋通水利組合会議員、
   保喜田関枠普通水利組合会議員、水海道町外
   六ケ村高等小学校組合会議員
   選挙総テ無事終了セリ
 四 基本財産
   村有基本財産蓄積条例ニ依リ施行シ良成績ヲ得ン事ニ努メ逐年増殖ノ途ヲ講究セリ。
 五 文書ノ発収 三、二八八件 受付件数一、八二六件
   発遣件数 二六九件
    戸籍事務 発記件数 三六二 文書発送 一八三
 六 学校
   職員異動(翌年学級増加スルニヨリ一人増員ノ見込)
   児童ノ増減
    大正二年度就学児童数百名アリ内出寄留ヲ減ズルモ八十名ノ多キニ達シ、更ニ前年度児童中原級ニ止
    マルヲ加ヘレバ慥ニ八十名ヲ通過セルモノナリ。従テ一学級ニ編成スルヲ得ズ二学級ニスル止ムヲ得
    ザルニ至レリ。
   児童就学並督励ノ状況
    昨年度就学歩合、九九・〇八ナリ
    更ニ本年度ハ歩合ヲ高メントシテ猶予児童保護者ニハ督促状ヲ発送シ尚家庭訪問シ一層ノ督励ヲ為サ
    ントスルノ見込ナリ。
   出席歩合
    本校前年度出席歩合平均ハ九六・九九ニ達セリ。先ニ本県児童出席歩合ノ平均九五・〇〇以上ニ督励
    スベキ旨訓令ト共ニ奨励継続シ(文字不明)五ケ年、然ルニ本校幸ヒニモ訓令標準ヲ通過セリ故ニ二年
    度ハ現状ヲ維持スルニ勉メナバ余リ督励スルノ必要ヲ認メザルニ至レリ。
 学校ト家庭トノ連絡
  一、父兄懇和会 年二回ノ予定
  一、育成会 巡回文庫ノ設備 運動図書閲覧ノ奨励
  一、同窓会 年二回開会(八月・一月)
        (本校出身者及補習学校生徒ヨリ組織ス)
  一、母姉会 年一回 普通父兄懇和会合同ニ開ク
  一、学芸会 年一回
  一、児童成績品展覧会 年一回
  其ノ他学事奨励ニ関スル施設
   一、養老会 年一回ノ会同(ママ)
   一、処女会 講習会年二回ノ予定
         講話会 臨時開会
   一、入営兵士告別式 年一回
             三妻公会員合同
 七 学校基本財産
   校有基本財産蓄積条例ニ依リ施行ニ則リ其計画講究シ、年ヲ逐ツテ増殖シ好成績ヲ得シ事ニ努力ス。
 八 風教
   青年会ハ十ケ所ノ支部ヲ置キ会長ハ現村長落合島次郎ガ管理シ、不良少年感化及悪慣習ノ風俗改良ノ途
   ヲ講究シ(文字不明)
    夜学会概況
  一、本村立農業補習学校
    一、本年度 在籍生徒数 四十名
    一、編成  二学級
    一、教科目 修身、国語、算術、農業
         本年度更ニ漢文一科ヲ増加ス
    一、教授時間 毎日二時間トス
           午後七時ヨリ九時迄
    一、生徒出席歩合 平均八八・六四
   補習教育ハ緩慢ナル進歩ナレドモ在学生徒ハ一般ニ向学心ヲ高メ補習スベキ必要ヲ自覚セシコトヲ認メ
   タリ。此機ヲ利用シ大正二年度ニハ一層ノ督励ヲ加ヘ倍々補習ノ普及ヲ勉メントス。
 九 伝染病
   伝染病隔離舎ハ差向キ各小字ニ設置シアル念仏庵ヲ充用シ、大字中妻腸窒扶斯患者アリタルモ予防消毒
   ヲ完全ニ施行スルヲ以テ伝播セズ。種痘ハ春秋両期共接種場所ヲ三ケ所大字三坂飯田医師宅、大字中妻
   霊仙寺・村役場ニ指定シ督励以テ実施シ成績良好ナリ。「トラホーム」検診ヲ実行シ治療ニ於テ良成績
   ヲ得、貧家ノ壮丁者ニハ補助ヲ給セリ、其他衛生志想普及方法ヲ講究シツヽアリ。
 十 清潔法実施ノ状況及其成績
   衛生志想発達ヲ期スル為メ新ニ衛生組合ヲ十二組合ヲ組織シテ本年十一月十七日其筋ノ認可ヲ得タリ清
   潔法ノ如春秋両季各組合ヲ督励シ実施ニ努ム其成績最モ良好ナリ。
十一 墓地及火葬場ノ設置廃止及管理ノ状況
   墓地及火葬場ノ設置廃止等ナシ殊ニ警察部訓示第一七号ニ依リ水海道警察署長ヨリ大正元年十二月中収
   発第一五三二条ヲ以テ墓地及火葬場ノ整理方法ニ就キ協議方通牒ニ基キ夫々目下整理及管理方法協議中。
十二 獣疫ノ種類及之レニ対スル施設ノ状況
   獣疫ナシ。亦之ニ対スル施設ヲ認メズ。
 
    第二 勧業
 一 農業
   普通農事ハ村農会ノ専属事業トシテ事業専任事務員ヲ督励シ改良方法ヲ計画シツヽアリ。将来発展向上
   ヲ期セリ。蚕業ニ於テハ講和講習ヲ為シ遺策ナキ事ヲ慮レリ。農業上被害ヲ認メズ其他農事改良保護奨
   励俵装講話品評会ヲ開催シ殊ニ地主ト小作人トノ関係能ク連絡ヲ図レリ其効果顕著ナリ。
 二 重要農産物ノ種類数量及其価格(主タル農産物ノ概要)
  一、米 三千五百六十一石 価格   八万百四十五円
  一、糯米  六百六十八石 価格   千五百六十一円
  一、陸米     十一石 〃      二百二十円
  一、大豆  千二百六十石 〃    一万二千六百円
  一、小豆    四十八石 〃      七百二十円
  一、麦 三千五百七十六石 〃 一万四千三百六十九円
  一、小麦    千十二石 〃      九千百八円
 三 耕地反別一人当り  一反三畝歩
       一戸当り  九反八畝歩
 四 工業
   工業奨励ニ関スル方法計画ハ立案中
 五 商業
   米穀ノ輸出、生繭ノ販路拡張シ盛況有望ナルベシ、産業組合ハ現下ノ趨勢ニ鑑ミ奨励ニ努メツヽアリ、
   勤倹貯蓄組合ハ十七組合ノ組織アリ。逐年盛ンニ赴クノ意嚮ニテ其貯蓄額増殖ヲ呈セリ。
   其勧業上発展向上ヲ講案中
 六 道路
   改修等ニ関スル計画要領等農閑ヲ計リ夫役ノ制度ヲ協定シ改修執行セントス予定ニテ其立案中。
 七 用悪水
   改修等ニ関スル計画施設ハ将来一大急務ナレバ関係当事者利害得失ヲ考覈審査ヲ遂テ協議ノ途ヲ開カン
   トシテ考慮ス。
   土木ニ関シテ主要ナル事業ハ常総鉄道用地ニ係リ先日来交渉中ナレバ慎重ノ調査ヲ遂ゲ将来ニ於テ遺憾
   ナキ様御考慮ヲ請ヒタシ。
   鉄道会社事業ニ着手当時ハ関係場所ニ委員ノ御立会ノ上交渉審議アリタシ。
 
    第三 会計
 一、国税地租 営業税 所得税 自家用料醬油税
    総計税額 八千百六十四円五十五銭五厘
    賦課人員 千八百十五人
 一、県税地租割 戸数割 営業税雑種税 所得税附加税営業税附加税
    総計税額 四千四百八十六円二十三銭
    賦課人員 弐千五百三十八人
 一、江連用水組合費 金五百八十六円四十二銭
    賦課人員 四百五十一人
   滞納人ナシ 前年ニ比シ増額シタリ就中県税ニ於テ課率増シタル為
 一、村税 地価割 国税営業割 県税営業割 所得税割
    総計税額 四千壱百九十円七拾銭
    賦課人員 二千五百七十七人
 一、税外収入  五百九円十九銭五厘
    其他主要ナル税外税入著シキ増減ナシ
   村税ニ対スル歩合 八分三一八
 一、金銭ノ出納
   収入金額ト支出金額トノ関係正確明瞭ヲ旨トシ費用節約ノ方法ヲ執ル。
 一、決算(四十四年度)
   予算ニ対スル決算金額残金二百八十六円八十七銭八厘ノ剰余決算ノ審査並認定ニ関シテ精覈審査ヲ逐ゲ
   タリ。
 一、例月及臨時検査施行毎月五日施行シ収支計算及現金ニ於テ確実明瞭ニシテ毫モ不都合ヲ認メズ。
 
   三、三妻村財産表
第一 村基本財産
 一、村有基本財産 金二千二百三十五円八十三銭
     内村基本財産 金千四百九十一円九十三銭
      特別基本財産 金七十三円二十八銭
      学校基本財産 金六百七拾円六十二銭
             (公債額四百円)
 
金員之部
種  別摘     要金    員
円 銭
村基本財産株式会社水海道銀行預金一、四九一・九三
特別基本財産 同七三・二八
学校基本財産 同六七〇・六二
合  計二、二三五・八三


公債ノ部
種  別記号番号枚 数額面金額
 
無記名公債
 
〇〇六二号
 
 一
円   
一〇〇・〇〇〇


 
 二、村有基本財産 土地 三反二畝十七歩
                大正二年二月一日現在
 
種  別地目大字字地番反  別地  価
 
村役場敷地
 
宅地
 
三坂字五家一〇六七ノ一
畝  歩
五・〇〇
円   
六・〇九〇
尋常小学校敷地 〃 〃 〃 一五三九一一・二一三一・三二〇
 〃   〃 〃 〃 〃 一五四四ノ一一五・二六一五・五四〇
   計三二・一七五二・九五〇


 
 三、村有基本財産 建物 二百六十坪七合五夕
                大正二年二月一日現在
 
種   別種 類所   在   地奥  行
間  口
坪  数時   価
円   
村役場供用木造瓦
葺平屋
大字三坂五家一〇六七ノ一
宅地 五畝歩
四 間
六 間
二四坪  四八〇・〇〇〇
駐在所用 〃 〃
 〃
二間半
二間半
六・二五一三五・〇〇〇
尋常小学校
校舎及職員室
 〃 〃一五三九
宅地一五四四ノ一
五 間
二十三間七尺
一四一   四二三〇・〇〇〇
 〃
便所
 〃 〃二 間
三 間
六   六〇・〇〇〇
 〃
 〃
 〃 〃二 間
三 間
六   六〇・〇〇〇
 〃
校僕室
木造木羽
葺平屋
 〃二 間
三間半
七・五 七五・〇〇〇
 〃
物置
 〃 〃二・五 二五・〇〇〇
 〃
校舎
木造瓦
葺平屋
 〃  一五四五ノ二
畑三畝十五歩
四間半
十五間
六七・五 二〇二五・〇〇〇
二六〇・七五七〇九〇・〇〇〇


 
 
第二 大字有財産
  大字三坂有 反別一反五畝十七歩
                 大正二年二月一日現在
  〃 中妻有 〃   一畝十六歩
 
種  別地目大字字地番反  別地  価
畝  歩円   
火葬場用雑地大字三坂字上四丁三八九八二・二五・〇七〇
斃牛馬埋葬場用原野〃 〃 字芝原四四五二・一五・〇六〇
小作入附ニ供ス 畑〃 〃 字北裏二六六七一一・〇七四・八九〇
斃牛馬埋葬場用原野〃 中妻字堤外六七六一・一六・〇三〇
〔明治四〇~大正三「三妻村会々議録綴」水海道市役所蔵〕