常総市/デジタルミュージアム

水海道市史 上/下

水海道市史 下巻

第五編 近現代の水海道

第四章 諸産業の発展と交通

第三節 新産業と在来産業

明治四〇年代になって茨城県においても電気産業が起こされ、明治四〇年に水戸に茨城電気、四三年に笠間に笠間電気、四四年に土浦に土浦電気の各会社が設立されている。そして明治四五年五月には水海道電気会社が、町の商人植田清五郎を創立委員長に、野々村源四郎、武藤久兵衛、五十畑丹蔵、山中彦兵衛らを重役として設立をみた。資本金は六万円で、会社(発電所)は水海道駅近くに設けられ同年(大正元年)一一月電気供給事業を開始したが、同年一〇月の石岡電気と並んで、県内では比較的早い時期での創立であった。水海道電気の供給区域は当初、水海道町、大生村、豊岡村のほか、谷田部町、福岡村、十和村、岩井町に及び、その後さらに拡大された。
 当時における電灯は一軒に一灯程度で、しかも薄暗いものではあったが、近代文明のシンボル的存在として、歓迎された。この会社は大正七年五月、古河、真壁、筑波、行方などの電気会社とともに帝国電燈会社に合併している。