常総市/デジタルミュージアム

水海道市史 上/下

水海道市史 上巻

第三編 中世の水海道地方

第五章 戦国時代の常総

第二節 常総諸豪族の攻防

当時、豊田氏の勢力は、豊田郡の北部を除いた大部分を握っている(串田全男著『上郷史資料考』)。
 
   豊田一族(味方)
    石毛居住  豊田中務
    行田居住  行田宮内
    下栗居住  下栗常楽寺
    横曽根居住 羽生式部大輔
    報恩寺居住 報恩寺平三郎
    板橋居住(槽内へ移)月岡玄蕃
    古間木居住 渡辺周防    (城址現存)
     右一館一郷之主也
 
 ほかに、
 
    袋畑居住  豊田家門葉
    肘谷居住  肘谷小治郎
    長谷(萱)居住  長谷(おさがや)大炊助  (堀之内遺構は耕地となる)
    唐崎居住  唐崎大膳
    伊古立居住 伊古立掃部  (伊古館で土塁・堀存す)
 
 豊田家二六世、豊田安芸守治親、天文二〇年(一五五一)五月、豊田家臣名をあげる。
 
  石下屋形舎弟平重政      (土塁遺構なり)
  是レ依 豊田壱門之官尉
   高須賀館主 山田遠江守平三郎
         息ニ近江之介 山田一門(略)
   高須賀館代 大久保筑後平太夫(同奉行…略)
   臣旗馬頭  倉持右近太兵衛(山田族門三名略)
   吉沼館主総奉行原外記之介弥五郎(臣五名略)
  豊田官尉豊田一門
   軍奉行   豊田将監
   検領奉行  岡田越後(内膳職略)
  一族大名石毛之屋形住
   石毛次郎左馬之介重政
   石下館館代客分 吉原備前  (元小田氏臣下)
      陣代  荒(新)井三河  (小野川村谷田部に城館存す)
      奉行  荒井和泉
      客分  野村加賀之介
  一族大名向石下城主
   関館武蔵寺            (関館本丸に寺建)
        城代 増田大学
      一之陣代 増田伊豆   (二之陣代略兵部職略)
      蔵持陣代 草間伊織総左衛門
     長崎館主  坪井左馬之介
     豊田官尉豊田屋形串田和泉之介
     小田臣豊田領目代  館田備前守
    豊田領臣列座
     豊田領大膳職飯見左太夫
     豊田陣代  磯大膳之介
     豊田家兵部奉行職
     騎馬旗頭役 生井源七郎   (騎馬侍五名略)
     騎馬旗頭  笠倉但馬内記  (騎馬侍二名略)
     同     堀越門蔵之尉  (同侍一略)
     同     松崎主水    (同侍二略)
     同     間宮玄蕃    (同侍二略)
     同     小寺内記    (同侍二略)
     同     早瀬刑部    (同侍二略)
     同     関大学庄兵衛  (同侍二略)
    石毛屋形之臣列座
     騎馬旗頭  小口左馬之助  (同侍四略)
     同     川田播摩平太夫 (同侍二略)
     同     森摂津之介  (同侍六略)
     同     岡野新左衛門  (同侍一略)
     同     須藤弥太夫   (同侍四略)
     同     高橋外記    (同侍二略)
     同     岡田筑前之尉  (同侍六略)
    豊田領内
     皆葉陣代  皆葉多聞    (下起侍八略 騎馬侍十六略)
     老田之里  飯泉隼太
    右豊田城内ニ登城之侍也
     郷士野侍亦雑兵ハ是ニ不記
    是レ依リ豊田領各陣代主
     一 田村陣代  飯泉縫殿之介
     一 砂子長萱陣代杉田隼人正
     一 宗道陣代  大月大和
     一 椎木〃   須藤出雲之助
     一 鯨〃    青柳弥太夫
     一 中豊田〃  栗原豊前
     一 亀崎〃   倉持治部
     一 若宮堂(戸)陣代 青柳左近将監
     一 別府 〃  荒川図書
     一 平塚 〃  幸田若狭之介
     一 二位口〃  草間伊予之介
     一 苅始与〃  諏訪隼人
     一 小保川〃  中山出雲惣内
     一 西豊田〃  中嶋伊織
     一 中妻 〃  落合掃部重兵衛
     一 大山 〃  土田左内
     一 神谷森〃  飯嶋内記
     一 別府陣代  石浜久内
     一 河原崎〃  原品越後
     一 福岡 〃  飯泉隼人
     一 福岡 〃  中川弾正
     一 上蛇 〃  箙内膳清太夫
     一 台豊田峰宿館 岡田越後之介
     一 田倉郷陣代 中根和泉
     一 飯沼 〃  秋葉外記太兵衛
     一 大房 〃  猪瀬長門
     一 山口 〃  飯田伊右衛門(三坂郷陣代か)
     一 山口 〃  君山伊織 平間玄蕃
 
 右、豊田氏が滅亡の二三年前、雑兵を除いた約一五〇名の侍である。