常総市/デジタルミュージアム

水海道市史 上/下

水海道市史 上巻

第三編 中世の水海道地方

第三章 宗教と信仰

第二節 水海道地方の古社

香取神宮は経津主(ふつぬし)命を祭り、香取(かんどり)は楫取(かじとり)ですなわち航海、海軍の神で佐原(千葉県)に鎮座している。古代から中世までに成立した郷村には、一村に一社が分祀されていた。しかし近世の新田村にはほとんどない。豊田郡を含む結城郡には八〇社、猿島郡内にも一〇九社があった。
 明治五年、合祀の際には有力な神社境内へ遷されて祠となったものがあり、あるいは八幡神社と合併されて、香取八幡と称された例もある(古河市中田町)。また、長須村(岩井市)の香取八幡は、その前面が香取前といわれていることは、香取神社に八幡神社が合併されたことを示すもので、現に香取神社とも称するが、八幡神社本拠説もある。