常総市/デジタルミュージアム

水海道市史 上/下

水海道市史 上巻

第二編 原始・古代の水海道地方

第三章 遺跡各説

 築地遺跡は、鬼怒川右岸の水海道市大輪町築地地内の台地上に存する遺跡で、『日本石器時代遺物発見地名表』にもあるように、古くから周知されていた。戦前において大山史前学研究所が調査を行っているが、昭和三八年には慶応大学の清水潤三氏の指導による発掘調査も実施されている。
 遺跡は、道路を挾んで南と北に存在していたようであるが、調査では、縄文時代の後期から晩期の土器等が出土したのみで、住居址遺構等の確認までには至らなかった。
 調査担当者は、この遺跡を貝塚とみるむきもあるようであるが、調査した範囲では、貝塚を立証する材料は得られなかったと述べている。したがって、縄文時代の包含地遺跡として考えることが妥当であろう。
 

築地遺跡出土遺物実測図
(『茨城県史料 先土器・縄文時代』)