常総市/デジタルミュージアム

水海道市史 上/下

水海道市史 上巻

第一編 水海道の自然

第一章 水海道市の自然と環境

第二節 水海道地方の自然環境

地質と土壌

水海道市の気候は表日本型気候の特色を有し、冬季は晴天が多く乾燥し、梅雨・秋霖季に比較的雨量が多いが全年を通して降水量は少なく温和な気候といえる。
 水海道市の気温と降水量を水戸・東京の各都市と比較してみると、平均気温では水戸より約一度高く東京より一度低くなっている。これは緯度によるものと考えられるが、一月の最低気温(月別平年値)は水戸よりも低くなっており、これは海岸地域より内陸部に位置しているためと思われる。
 
日最高・最低気温の月別平年値の比較(℃)
 水 戸水海道東 京
最高気温最低気温最高気温最低気温最高気温最低気温
18.9-2.98.8-3.69.50.5
29.3-2.19.9-1.810.01.2
312.00.812.80.813.04.2
417.26.518.27.218.49.8
521.311.523.012.522.714.5
623.916.225.316.625.318.4
727.520.129.020.828.922.2
829.421.430.922.030.823.6
925.517.626.718.226.719.9
1020.411.320.711.621.213.9
1116.05.016.05.516.68.4
1211.6-0.411.40.512.13.3
18.68.819.49.219.611.7
資料 水戸・東京については1982年理科年表,水海道については1958~1970年 県統計書をもとに作成


 
 降水量は県内の年降水量分布で比較すると、北部山岳部、海岸地域の鹿島地方では年間一四〇〇ミリ以上であるが、水海道を含む常総地方では一三〇〇ミリ以下が多く雨量の少ない地方といえる。水海道市の降水量は一二月から二月にかけて少なく六月と七月の梅雨季、と九・一〇月の秋霖季にそれぞれ三〇〇ミリ以上の雨量を示し、この四か月間で年間降水量の五割を占めている。
 

(図)

 風向きは全年を通して県内各地の風配図とほぼ同じで北西の風、北東の風が多い。季節的にみると一二月から二月にかけて膚を剌すような冷たい北西の季節風が吹き、五月から八月にかけては北東の風が比較的多い。水海道地方ではこれらの季節風を防ぐために屋敷の北側、西側にカシ、ケヤキ、サンゴジュ等の樹木を植え屋敷林としている農家が多い。