水戸市立図書館/デジタルアーカイブ

水戸百年

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水戸TODAY

 千波湖の南にあたるこの一帯は、もともと農業地域であったが高度成長とともに開発され、商業地・住宅地としての整備が進んでいる地域である。
 写真上方には千波湖とJR常磐線。昭和六十年に駅ビルが完成、橋上駅となった水戸駅も見える。その下方、大小のビルが林立する駅南地区は、昭和三十九年に開発に着手、四十七年に市役所が移転してきたのを機に急激に都市化が進んだ所である。水戸駅から南進する太い道路は、下方を東西に横切る国道五〇号バイパスまで延伸の予定であり、道路右手には水城高等学校・水戸南高等学校などが見える。
 千波湖東端近くで桜川に南方から合流するのは逆川で、河口左側に大きな駐車場をもつ県民文化センターと県近代美術館、右側に市役所と市民会館が見える。千波湖西端を巡って南進しているのは旧国道六号である。
 逆川沿いを南北に走る市道の中ほど東側にあるのは千波小学校。逆川を挟んで反対側に見える大きな森は笠原保安林で、江戸時代に下市一帯に水を供給した笠原水道の水源地。この南側の一角は、医療ゾーンとして県メディカルセンターや市保健センターなどが立地している。また、保安林の左上方には茨城朝鮮初中高級学校・ろう学校・水戸短大付属高等学校なども見える。
 昭和六十一年に開通した国道五〇号バイパスは、現在、千波交差点の立体化や四車線化工事が進行中。沿線には緑岡高等学校・水戸工業高等学校が見える。郊外型大型店も立地し、急速に商業地域化している。
 千波湖は桜川の河口が土砂のたい積によりせき止められてできたもので、大正末期に干拓されるまでは現在の二倍ほどの大きさの湖であった。近年問題となっていた水質汚濁も、那珂川からの導水開始により徐々に解消されつつある。湖に架かる橋は、美術館開館時に利用された仮橋である。