弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍

資料編1(考古編)

新編弘前市史 資料編1(考古編)

第3章 古代

第3節 飛鳥・奈良・平安時代

3.古代の生産活動と生活用具

(10)工具

 工具として一般的なのは、鉄製斧・鉄製鉋・ノミである。いずれも材木の切断や加工に用いられるもので、出土遺跡も多い。
 斧は袋柄のもので、大小があり、最も大きなものでは長さ15cm(大鰐町大平遺跡)、小さなもので9cm(青森市蛍沢遺跡)である。形状は時代が下がるとともに刃部が幅広くなり、バチ状となる。
 鉋は、古館遺跡(碇ヶ関村)・砂沢遺跡・大平遺跡(大鰐町)の3遺跡から出土している。古館遺跡・砂沢遺跡のものは、いずれも大きく、鎬(しのぎ)も明瞭である。
 ノミは、大平遺跡・源常平遺跡(浪岡町)から出土しており、いずれも袋状の柄をなす。このうち、大平遺跡の2点は大型品で全長が20cm、刃部幅が1.5cmである。

図93 津軽地方の古代の刀・山刀(1)


図94 津軽地方の古代の刀・山刀(2)


図95 津軽地方の古代の武具


図96 津軽地方の古代の武具(鉄鏃)(1)


図97 津軽地方の古代の武具(鉄鏃)(2)


図98 津軽地方の古代の刀子(1)


図99 津軽地方の古代の刀子(2)


図100 津軽地方の奈良・平安時代の砥石


図101 津軽地方の古代の鉄製斧


図102 津軽地方の古代の鉄製工具(ヤリガンナ・ノミ)