弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍

資料編1(考古編)

新編弘前市史 資料編1(考古編)

第1章 地形と地質

第2節 地質系統一覧

9.岩木火山噴出物※Ⅱ)Ⅴ)(いわきかざんふんしゅつぶつ)

 津軽平野南西縁に位置する岩木火山は、古くから「津軽富士」と呼ばれていて、標高1,625m、東西約12km、南北13kmの円錐形の山体を成すいわゆるコニーデ型の火山である。山頂付近には、南峰の鳥海山(1,502m)と北峰の岩鬼山(1,456m)を旧火口の外輪壁とする直径約1.1~1.4kmの外輪山を有し、その中にドーム状の中央火口丘*24である狭義の「岩木山」(1,625m)がそびえている。火山体には、山腹(標高1,000~1,200m付近)の「赤倉爆裂火口*25」、山頂付近の「種蒔苗代」や「鳥の海爆裂火口」等に代表されるような爆裂火口跡が十数か所認められる。
 また、岩木火山の山腹の傾斜を見ると、およそ標高500mを境として著しく異なっている。標高500m以上では、比較的急傾斜(南西側で35度、北東側で25度)を示し、爆裂火口及び硫黄孔があって浸食谷の谷頭となっていることが多い。標高500m以下で、約6度の緩やかな斜面を成している。