弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍

通史編1(自然・原始)

新編弘前市史 通史編1(自然・原始)

第2章 津軽の原始時代

第三節 縄文時代

一 北方に広がる円筒土器文化

 縄文時代は今を去る一万二〇〇〇年前に始まり、二三〇〇年前に次の弥生時代へバトンを渡すまでの約一万年にわたって続いたとされている。そのため一万年を超えるほど古い最初の段階と、弥生時代へと引き継ぐ段階とでは文化の内容に差がみられ、考古学では古い段階から新しい段階への変遷を六期に分けて理解しやすい方法を講じている。
 六期分類とは草創期→早期→前期→中期→後期→晩期であり、この時代区分を年代に照合させると、草創期(一万二〇〇〇~九〇〇〇年前)・早期(九〇〇〇~六〇〇〇年前)・前期(六〇〇〇~五〇〇〇年前)・中期(五〇〇〇~四〇〇〇年前)・後期(四〇〇〇~三〇〇〇年前)・晩期(三〇〇〇~二三〇〇年前)になるとされている(3)。