弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍

通史編1(自然・原始)

新編弘前市史 通史編1(自然・原始)

第2章 津軽の原始時代

第二節 旧石器時代

 果てしないほど広大な宇宙の惑星の一つである地球が誕生したのは、今から四五億年前といわれている。『地球カレンダー』なるものによると、地球の誕生を正月元旦とし、我々の生存している現代を大晦日の二十三時五十九分五十九秒と仮に考えたとすると、大地の誕生は三七億年前で三月上旬となり、生物の誕生は三〇億年前で四月三十日ころ、巨大な恐竜が繁栄したのは二億七〇〇〇万年前で十二月九日、現在最古の人類と考えられている南アフリカ発見のオーストラロピテクスの出現は二〇〇万年前で十二月三十一日午後八時、現生人類(ホモ・サピエンス)は五〇万年前で十二月三十一日午後十一時となり、縄文時代の始まりは一万二〇〇〇年前とされるので、十二月三十一日午後十一時五八分過ぎに相当しようか(1)(計算によると縄文時代の始まりは十二月三十一日午後十一時五十八分三十六秒、青森市の三内丸山遺跡に人々が居住しはじめたのは、午後十一時五十九分二十秒、縄文時代の終末に当たる亀ヶ岡文化の始まりは午後十一時五十九分四十秒になる)。
 地球の支配者として振る舞っているわれわれ人類は、『地球カレンダー』の上ではその誕生からわずか四時間に過ぎず、その短い時間のなかで今日の高度な文明を築いて来たのであった。