弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍

通史編1(自然・原始)

新編弘前市史 通史編1(自然・原始)

第1章 津軽の自然

第六節 津軽地域の気候

二 津軽地域気候の要素別特性

(四) 日照時間と日照率

日照、つまり太陽の照っている時間は、地球上の生命活動にとって大切な気象要素である。日照時間は、地物に影ができるくらいの直射光があった場合以上の、実際に太陽が照った時間のことである。これに対して、可照(かしょう)時間というのは、水平線を基準にした日の出から日没までの時間(昼間)の長さのことである。可照時間は、山といった地形や緯度と季節で決まる。可照時間は青森地方の冬で一日に九・四時間、夏は約一五時間である。この可照時間に対する日照時間の割合が日照率である。日照時間は、雲や霧、雨、雪になると太陽光が遮られ、可照時間より短くなる。したがって、日照率は、ほぼ天候の影響だけを表わすものとみることができる。