弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍

通史編1(自然・原始)

新編弘前市史 通史編1(自然・原始)

第1章 津軽の自然

第四節 平野の地下地質

三 深部の地質

図44に温泉の水素イオン濃度(pH)を示した。津軽平野南部地域の温泉は、中性泉からアルカリ泉である。平賀町北部から田舎館村・常盤村・浪岡町付近ではアルカリ泉であり、地表水系の浅瀬石川水系にオーバーラップする地下水系が考えられる。弘前市街地および弘前市東部では弱アルカリ泉で大和沢川水系に、また、平賀町南部では弱アルカリから中性泉で唐竹川水系にオーバーラップする地下水系が認められるが、やや不鮮明である。平川岩木川水系にオーバーラップする地下水系は認められない。このことは、温泉水の流動に関して両水系は関与していないといえる。

図44 温泉の水素イオン濃度分布(pH)(5万分の1津軽地域広域市町村圏図〈国土地理院承認番号 平元,東複第8号〉を使用)