弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍

通史編1(自然・原始)

新編弘前市史 通史編1(自然・原始)

第1章 津軽の自然

第四節 平野の地下地質

三 深部の地質

温泉を貯蔵する地層の透水性は、弘前市街地でk=1.0×10-5cm/sec(青森県、一九九一)、田舎館村・黒石市付近でk=1.1~7.0×10-4cm/sec(青森県、一九九〇)、平賀町付近でk=5.0×10-5cm/secが得られている。これらの透水性をもつ岩石は細粒砂岩泥岩および一部の頁(けつ)岩である。丘陵・山地に分布する地層との関連では、弘前市街地で新第三紀中新世の大和沢層松木平層相当層に、田舎館村・黒石市付近および平賀町付近で新第三紀中新世の温湯層相当層に対比される。掘さく深度を考慮すると、弘前市街地で五〇〇メートル、田舎館村付近で一〇〇〇メートル、平賀町付近で七〇〇メートル~一〇〇〇メートル以浅に新第三紀中新世の地層が分布することになる。