弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍

通史編1(自然・原始)

新編弘前市史 通史編1(自然・原始)

第1章 津軽の自然

第三節 津軽平野南部の地形発達

一 平野南縁の地形

平野南縁での地形分類にあたっては、大矢・海津(一九七八)が火砕流堆積物との関連性を指摘していることから、この地域内での六〇ヵ所(一一〇本余)のボーリング資料を収集し、並行して表層地質および地形判読に努めた。データ解析にあたっては、火砕流堆積物の有無を確認するとともに、隣接の浪岡地域での火砕流堆積物(山口、二〇〇〇a)との比較検討を行った。その結果、少なくとも二枚の火砕流堆積物が確認され、年代測定および重鉱物分析から、上位は十和田火山起源の八戸浮石流凝灰岩(約一万三〇〇〇年前)、下位は大不動浮石流凝灰岩(三万~三万二〇〇〇年前)に対比される。