弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍

通史編1(自然・原始)

新編弘前市史 通史編1(自然・原始)

第1章 津軽の自然

第二節 岩木火山発達史

二 岩木火山の概観

写真5~7は、順に岩木町付近、鶴田町付近、そして板柳町付近から撮影した岩木火山の遠景である。弘前市から望む岩木火山は象形文字を連想させて親近感が沸き、北方の木造町から五所川原市にかけての低平な穀倉地帯から望むと、いかにも雄大であり秀峰「津軽富士」のイメージを抱かせる。一方、板柳町から藤崎町にかけては岩木火山の雄姿が一変し、まるで「屏風」のようなイメージをもつが、津軽平野特有の地吹雪が岩木火山の「屏風」でさえぎられ、板柳以南にさほど影響がないことからも察することができよう。また、古来より山頂付近にみられる「ツバメ」などの雪形から田植え時期を推察していたように、尾根と谷筋の絶妙なバランスを見通すことができる。

写真5 南東方から望む岩木火山


写真6 北東方から望む岩木火山


写真7 東方から望む岩木火山