弘前市立弘前図書館/おくゆかしき津軽の古典籍

通史編1(自然・原始)

新編弘前市史 通史編1(自然・原始)

第1章 津軽の自然

第一節 津軽平野の地形区分

二 津軽平野の地形区分

津軽半島は北が津軽海峡、西が日本海、東が陸奥湾と三方が海に面し、南西方には岩木火山が位置している。半島脊梁(せきりょう)部にはほぼ南北に縦走する津軽山地(中山(なかやま)山脈ともいう)があって、西側に津軽平野、東側には青森平野が位置している(図2)。

図2 津軽半島地形分類図(青森県,1970より部分掲載)

 津軽山地は、東北地方の中央部を南北に走る奥羽脊梁山脈の延長部にあたり、いわゆるグリーンタフ地域(2)に属し、北から矢形石(やがたいし)山・増川(ますかわ)岳・玉清水(たましみず)山・袴腰(はかまごし)岳・赤倉(あかくら)岳・大倉(おおくら)岳・源八(げんぱち)森・馬ノ神(うまのかみ)山・梵珠山(ぼんじゅさん)などが連なっている。大倉岳以北は高度五〇〇~七〇〇メートルの山稜からなり、袴腰岳ドーム(3)を形成している。南側では高度三〇〇~五〇〇メートルのやや低い山稜からなり、ほぼ南北方向の馬ノ神山ドームを形成している(写真1)。山地前縁には、平野部に緩く傾斜する丘陵および台地が発達している。

写真1 ドーム状に盛り上がっている馬ノ神山(五所川原から望む)