北広島市/デジタル郷土資料

ふるさと採話集

第九話◇越田旅館に生まれて

宮村恵子
 
原題   越田商店のお話(輪厚NO.〇一五)
採話日  平成一二年九月一〇日
話者   宮村恵子氏
採話者  竹田妃登美、宮元孝一郎
編集者  吉田佐由美
採話場所 宮村恵子氏宅
公開日  平成一四年一二月一日
 

昭和42年頃の宮村商店
 

郵便局に新聞を届ける風景
 
 生まれたのは昭和四年。昭和四年三月一六日。越田旅館で生まれたの。
 
 すぐ隣が荒木菓子店で、照道寺のすぐ斜め向かいあたり。なんか床屋もあったし、風呂屋もあったっていうことは聞かされたけど、私の覚えてる頃はもうなかった。荒木さんだけ。
 それと、荒木さん側の神社の鳥居に入ってくるところに、病院があった。私が覚えているのは、川村さんていう医者と、次が中尾さんだったかな。その次が歳いったおじいさんで…みんな歳いってたんだけど。歳いった最後のおじいさんの先生の名前は何だったかな。その先生は、私が結婚して子どもが生まれた時に、手に腫れ物できてたのを切開してもらったから、その時まだいたんだよね。
 
 兄弟は六人で、私が長女。女が四人で男が二人。下の女二人が病気で死んでるの。