北広島市/デジタル郷土資料

きたひろ昔話

子どものための広島むかし話 その参

 昔はいまより凍れたねえ。もう晩になると、外で立木がバチーン、バチーンと割れる音がしたもんです。暖房といっても、囲炉裏(いろり)にゴンバイ(木炭のくず)や、枯れ木を焚いたりして暖をとるくらいですから、内地(本州のこと)からきた私には、寒さが一番こたえましたねえ。
(大曲 中島カノ)

 発動機を自転車につけて、脱穀などで部落を回っていたころ、朝早く出るので、小野幌へ行くと夜が明けるのです。林の中からパチーンという鋭い音をよく聞いたですねえ。立木が凍み割れるんですね。トドの木が多かったようです。
(西の里 片桐英雄)

 冬に木を切り倒しに山に入ると、凍み割れているトドの木を見ましたよ。あれは明け方に割れるんですかね。日中はそんなことがなかったです。
(北の里 佐々木市太郎)