北広島市/デジタル郷土資料

きたひろ昔話

子どものための広島むかし話 その壱

 
 大正七年(一九一八)札幌で北海道が拓けて五十年記念の博覧会があり、父と兄と私と三人で見にいきました。夜中の一時に起きて歩き、大曲へ出て月寒あたりで夜があけました。小学六年の時でした。博覧会を見て平岸のおばの家にとまり、次の日また歩いて帰ったのです。
 次の年(大正八年)小樽に軍艦が入るというので、前の日に校長先生の家に何人かで泊めてもらい、その次の日は暗いうちに起きて厚別まで歩き、そこで汽車に乗って小樽まで行ったのです。石橋豊次郎(富ケ岡)
 私がはじめて飛行機を見たのは大正九年、小学四年の時でした。江別の飛行場に北海タイムス社の飛行機がくるというので、先生に連れられて、みんなで歩いていきました。片道四里(十二キロ)でしたが、昔はよく歩いたものです。みんな着物にゲタばきでした。浜田義夫(広島)
 昭和のはじめ、北海タイムス社の飛行士であった上出松太郎さんが、島松演習場に着陸するのを見にゆきました。飛行機なんか見たことかないので、この辺の人はみんなで見に行ったものでした。その上出さんが戦後に広島に移り住んだことは聞いていました。菅原善蔵(三島)