北広島市/デジタル郷土資料

きたひろ昔話

子どものための広島むかし話 その壱

 
 みなさんはタンチョウを見たことがありますか。タンチョウは体が白く、頭が赤く大変美しい鳥です。まためでたい鳥とされており、結婚式などの絵に使われていますね。北海道だけにしか住んでいないので、天然記念物として守られ、北梅道の鳥(道鳥)ともなっています。タンチョウは昔は北海道のあちこちにいたのです。長沼町に舞鶴というところがあります。(舞鶴橋、舞鶴小学校など)南幌町に鶴沼という沼があっていま公園になっています。そのタンチョウもだんだん遠くの方へいってしまい、いまは釧路湿原に二百羽ほどいるだけになりました。
 明治二十六年(一八九二)広島の中の沢で、大谷貞七さんが幼いタンチョウを捕まえてつれてかえり、家中でかわいがって育てました。
 次の年(二十七年)明治天皇のご成婚二十五年のお祝いに献上することになり、紫の立派なかごに乗せられ、四人の若者にかつがれて宮中に送られていったということです。広島で発見された、ただ一羽のタンチョウでした。