北広島市/デジタル郷土資料

北広島遺産ハンドブック 自然遺産

2.北広島の自然遺産

 島松沢は野幌丘陵が長い時間をかけて島松川に浸食されて形成された谷状の地形(谷戸:やと)です。もともとこのような谷戸は、土壌・水利が稲作に非常に適した土地で、風が吹き当たらず、比較的暖かな気候であったと考えられます。明治6年には中山久蔵がここ島松沢に入植し、道南より北では無理とされていた稲作を成功させます。歴史遺産である、国指定史跡「旧島松駅逓所」もここ島松沢にあります。
 

島松沢を国道36号から望む美しい谷戸の風景
 
谷戸、川辺の生き物たち
 
―――魚―――
 
サクラマス
サクラマス
サケ科
道庁が名付け親
大きいものだと70cmにもなる。回遊魚で春に遡上し秋に産卵する。河川残留型をヤマメとも言う。
 
サケ
サケ
サケ科
全長50cmほど。1~6年海洋生活を経て10月から12月に生まれた川に戻り産卵する。
 
エゾサンショウウオ
エゾサンショウウオ
サンショウウオ科固有種
全長15cmほど。森林に近い止水域に生息している。雪解けの後に池や用水路等で産卵する。
 
―――鳥―――
 
カッコウ
カッコウ
カッコウ科
全長30cmほど。本州では山地の鳥だが、北海道では里地や平地にも生息する夏鳥。
 
カワセミ
カワセミ
カワセミ科
全長15cmほど。北海道では夏鳥で冬は暖かい場所へ渡る。鮮やかな水色の体色と長いくちばしが特徴。
 
オオタカ
オオタカ
タカ科
全長50cmほど。食物連鎖の頂点に位置する猛禽類。近年は人里近くでもみられる。
 
クマゲラ
クマゲラ
キツツキ科 天然記念物
全長50cm超えるものもいる。全身は黒い羽毛で頭部のみ赤い羽毛がある。
 
エゾフクロウ
エゾフクロウ
フクロウ科
全長50cmほど。大木の樹洞などに営巣。夜行性で夕方から活動をはじめ、ネズミや小鳥を捕って食べる。
 
アカゲラ
アカゲラ
キツツキ科
全長20cmほど、もともと亜高山帯の鳥だが寒冷地の北海道では低地に生息する。針広混交林で主に見られる。
 
―――動物―――
 
エゾシマリス
エゾシマリス
リス科
体長は15cmほど、尾は10cmほど。人里近い林野でもみられる。冬は樹洞で冬眠をする。
 
エゾモモンガ
エゾモモンガ
リス科
体長は16cm程。学名の由来は「翼のあるネズミ」夜行性、雑食性。
 
エゾタヌキ
エゾタヌキ
イヌ科
体長は60cm程。里に近い林や、川・沼沢がある地域に生息する。夜行性、雑食性。
 
―――昆虫―――
 
エゾハルゼミ
エゾハルゼミ
セミ科
全長2-3cmの小型のセミで、北広島では人家近くでも鳴き声が聞こえる。5月~6月ころに鳴く。
 
ルリボシヤンマ
ルリボシヤンマ
ヤンマ科
全長8cmほど、寒冷な気候を好み、池や湿地に多く生息している。雄では斑紋の一部が水色になる
 
ノシメトンボ
ノシメトンボ
トンボ科
全長は5cmほどの翅の先が茶色いアカトンボ。民家の庭や田畑でもよく見られる。