函館市 函館市地域史料アーカイブ

南茅部町史 下

第八編 交通運輸 第二章 海上運輸 第二節 定期航路 明治の海運 

明治一九年、汽船営業として渡島組(末広町)、商船組(福山町)が創業している。
 渡島組は二一年七月、函館汽船会社と改称、同二六年株式会社となる。商船組は二三年、松前商船株式会社となり、同二七年、任意解散となる。
 明治二二年、江運社(江差町)が新たに創業し、二三年、北海汽船会社と改称、同二四年、函館東浜町に移転した。
 明治二二年ごろになると下海岸、山陰(かげ)海岸に函館回漕店の定期船が運航されて、海産物・日用品の海上輸送が便利になり沿岸の村民の経済を潤すようになった。
 明治二三年一二月六日の函館新聞に、
 
  土方回漕店
   龍丸   尾札部
      一二月七日夜一二時(出港)
  同一二月一〇日 函館新聞には
   龍丸   尾札部
      一二月一〇日夜半一二時(出港)
 
と記している。