函館市/函館市地域史料アーカイブ

南茅部町史 上

第六編 漁業

第一章 郷土の漁業

第五節 イカ釣り漁業

戦後のイカ釣り漁

 昭和三一年一一月二七日付で、臼尻村内安浦、臼尻、大船三漁協組合長連名で臼尻村長とともに「北洋漁業関係部門等への就労希望者採用についての陳情書」を作成。日魯・大洋・日水・道漁業公社の母船、各北洋関係団体をたずねて陳情をおこなった。
 恵山沖から南茅部沖の海域にイカの回遊がつづいた。
 昭和二八年の道南(函館・渡島・桧山)の一本釣りは、全国イカ一本釣漁獲高の二四・三%を占めていた。
 この年、全道のイカ一本釣りは、全国の五五・六%であった。全道を百とすると道南は七七%を水揚げした。昭和二〇年から二五年までの漁獲高を、北海道漁業生産統計でみると、年々その漁獲高は急増していく。とくに良港をもつ臼尻村は、道内道外からの入漁船の根拠地として、昭和一〇年代のイワシ盛況期に匹敵する賑わいを呈した。