函館市/函館市地域史料アーカイブ

南茅部町史 上

第六編 漁業

第一章 郷土の漁業

第一節 昆布漁業

昆布漁業の改良

 札幌農学校教授宮部金吾は、明治二六年七月五日、道庁から海藻種類鑑定を嘱託された。
 宮部教授は昆布の生産地を実地調査のため翌二七年七月九日に札幌を出発し、函館・福山(松前)・椴法華を経て尾札部に来村した。このときの尾札部の宿所は〓秋本家であった。
 旅程は当地より釧路・昆布森・厚岸・霧多布・根室・標津・薫別・植別・網走・稚内・礼文島香深・利尻島・増毛という長途で、札幌に帰ったのは八月二九日であった。
 宮部教授はこの調査に画家伊藤有を同道して生標本を描写させ、明治三五年三月、道庁発行の「北海道水産調査報告巻三「昆布採集業」第一編北海道昆布植物に図版三〇を載せている。
 これに報告されている昆布研究調査の結果は、こんぶ九属(うち新属一)、二六種(うち新種一三)となっている。 (資料提供 北海道大学教授 東出 功)

まこんぶ


がごめ