函館市/函館市地域史料アーカイブ

南茅部町史 上

第六編 漁業

第一章 郷土の漁業

第一節 昆布漁業

史書と昆布

 寛政末(一八〇〇)頃に記された松前随商録に、「ヲサツベ 新井田金右衛門支配」とある。寛政は新井田孫三郎の世代であり、襲名していたのかもしれない。
 元禄・享保の頃、新井田知行地で昆布の商場として入稼ぎが多かった。
 随商録にはヲサツベの「出産・昆布・苔・鰊・イリコ・干鱈・カシヘ(べ) 運上金百弐拾五両」で「安永中金弐百廿両」とある。「千嶋第一之昆布出る。」
 小名(小字の地名)のあとに「ヲサツ・ケンイチゟ(より)イタキ迄 長濱ト言(いう)。」とある。