函館市/函館市地域史料アーカイブ

南茅部町史 上

第五編 行政

第一章 村政のはじめ

第二節 村用役所

明治の村

 慶応四年(一八六八)四月一一日、江戸城が明け渡され、五月蝦夷地は、箱館奉行から新政府の箱館裁判所総督へ引き継がれた。
 慶応四年地方引渡演説書(明治元年一八六八五月一日、前箱館奉行杉浦兵庫頭ヨリ、箱館裁判所総督 清水谷侍従へ引継タル演説書―河野常吉識―)辰五月「村名帳」には、次のように記されている。
 
  箱館町   尻沢辺町             〆 弐ケ所
  亀田村   有川村   戸切地村  三ツ谷村  富川村
  茂辺地村  当別村   三ツ石村  釜谷村   泉沢村
  札刈村   木古内村
  下湯川村  上湯川村  志苔村   銭亀沢村  石崎
  鍛冶村   神山村   赤川村   大川村   七重村
  藤山郷   峠下村   市ノ渡村  文月村   濁川村
  中野村   本郷    大野村   千代田郷  一本木郷
  石川郷   城山郷              〆 三拾四ケ村
    六ケ場所
  小安村   戸井村   尻岸内村  尾札部村  臼尻
  鹿部村   砂原村   掛り澗村  鷲木村   森村
  尾白内村  落部村              〆 拾弐ケ村
  山越内村  長万部村             〆 二ケ村
 そして九月八日、世は慶応から明治に改元される。蝦夷地が北海道になるのは、戦いの春が過ぎてからであった。