函館市/函館市地域史料アーカイブ

南茅部町史 上

第三編 郷土への渡海

第一章 蝦夷地

第三節 幕府直轄以後

箱館在六箇場所

 寛政一一年(一七九九)、幕府は東蝦夷地を松前藩から上知して北辺の警備や直捌制などの諸施策をすすめた。当時、六箇場所の各場所には出稼ぎに来る漁業者が多く、そのまま定住する者も増加して和人地と同じ状態になっていた。箱館奉行は、寛政一二年(一八〇〇)、六箇場所を村並として認め、住民による村の自治をおこなわせることとした。
 
  一、箱館最寄口蝦夷地之内ノタヲイ迄、日本人多く罷在候ニ付、村役人等申渡、箱館在々同様取扱候積ニ御座候事
   右之通取計申候ニ付申上置候以上
  (寛政十二年庚申)
    申三月                       松平信濃守
                              石川左近将監
                              羽太庄左衛門