函館市/函館市地域史料アーカイブ

南茅部町史 上

第三編 郷土への渡海

第一章 蝦夷地

第二節 史書に記された郷土(その一)

蝦夷商賈聞書

 尾札部には享保の頃には運上屋が置かれた。その支配人として代々の飯田屋与五左衛門が任されていた。昆布期である夏から秋までは役人が派遣されていた。
 寛政年間までは尻岸内から椴法華、そして尾札部臼尻、鹿部辺は、まだアイヌの集落(コタン)があって、和人の入稼ぎが多くなった時期である。アイヌの村に和人の家が建ち、雑居地といわれた。
 漁の時期には、入稼ぎの者も来住して昆布や秋味などの漁業がおこなわれていた。