函館市/函館市地域史料アーカイブ

南茅部町史 上

第三編 郷土への渡海

第一章 蝦夷地

第二節 史書に記された郷土(その一)

津軽一統志

    松前蝦夷図  享保三年(一七一八)
      おやす村   是より東はま(浜)通り馬足相叶ひ不申候
      うか川村
      汐くひ村   是より夷地 岩つゝき、小舟ノ間在り
      はらき    此はま通りいつれも昆布有り
      しりきし内
      ゑけし内   遠浅岩つゝき
      こぶい
      ねた内
      ゑさんの崎  小舟ノ間有り
      おさつへ   此浜通りこんぶ有り
      なかはま   はまつゞき遠浅
      うすしり
      つくのつへ
      かやへ
      おとしつへ  此間おつとせい有り
      のたゑ
 蝦夷図には、島郷帳に記されていない「ゑさんの崎・なかはま・うすしり・つくのつへ・かやへ」までの地名が書きとめられている。
 「おさつへ・此浜通(このはまどお)りこんぶ有(あ)り」と記されていることは、「おとしつへ・此間おっとせい有り」というのと同じく土地の産物を記載した極めて重要な記録である。