函館市/函館市地域史料アーカイブ

南茅部町史 上

第三編 郷土への渡海

第一章 蝦夷地

第二節 史書に記された郷土(その一)

津軽一統志

            元禄一三年(一七〇〇)
  従二松前一東在郷并蝦夷地之覚
        おやす村
        うか川村
        汐くひ村
  従レ是蝦夷地
        はらき
        しりきし内
        ゑけし内
        こぶい
        ねた内
        おさつへ
        おとしつへ
        のたへ
 元禄の島郷帳では、原木より蝦夷地としているが、蝦夷図には汐首村に「是より夷地」と記している。
 島郷帳には戸井の地名が記されていない。椴法花の記録もなかった。アイヌの村はあっただろうが、和人が住んでいなかったから記載しなかったのかもしれない。根田内から尾札部となり、臼尻がなく「おとしつへ」落部と記される。
 亀田八幡宮の社記(後述)に、元禄年間、亀田近在ほか近在の昆布採り場の者の豊漁と安泰を祈願する神楽が恒例として奉納されていた記録がある。