函館市/函館市地域史料アーカイブ

戸井町史

第三章 伝説と逸話

第十二節 狐やムジナにだまされた話

 昔戸井でむじなのよく出た所は、ゴッコ澗の崎(役場庁舎のある所の崎)シスンの崎(町と弁才町の境の崎)弁才町川尻の崖のあたり、瀬田来の〓石田の家の建っていたあたりだという。
 ゴッコ澗の崎やシスンの崎のあたりを夜に通ると、むじなが六尺坊主に化けて人をおどかしたとか、道路を通る人に砂利をまいたという話が伝えられている。
 瀬田来の水無にある金堀穴のあるあたりでむじなにだまされたという話が多かった。〓石田松太郎と浜中の大江常太郎は若い頃仲がよかったので、常太郎が時々〓へ遊びに行っていた。或る晩常太郎が〓へ遊びに行き、弁才町の店へ酒を買いに行きむじなにだまされて酒をとられたという。(大江栄作談)