函館市/函館市地域史料アーカイブ

戸井町史

第二章 戸井町の沿革

第八節 行政区画と行政の変遷

 昭和四十三年十月一日から町制を施行することが決定し、昭和四十三年三月の定例会において制定に関する予算を議決し、制定手続きを決定した。
 原案を一般より募集し、札幌市株式会社北海道企画に依頼して審査選定の結果、左記の応募者のものが当選した。
 
  町章   松前郡福島町字吉岡  船木 俊夫
  町民歌  亀田郡戸井町字館町  野呂  進(日新中学校長)
  町音頭  亀田郡戸井町字館町  野呂  進(日新中学校長)
 昭和四十四年十月二十三日、戸井高等学校体育館に於いて開催された町制施行祝賀式典に、当選者に対して表彰状と三万円の賞金が贈呈された。
 
 町章
  新制定の町章の意義
○戸井(とい)の頭文字「と」を図案化したもの。外に向って発展飛躍する姿を象徴し、内に汐首岬の渦潮(うずしお)を配し、勤勉、努力の意欲を表わし、円形は平和と団結を意味したものである。
全体として、新時代に躍進する雄々しさを象徴したものである。
○色彩は地色を青として、漁業の躍進を表わし、図案化した「と」を赤として、町民の不屈なエネルギーを象徴した。

[戸井町章]


<マーク作成要領>

   描き方
○×は円の中心をあらわす
○×から矢印にいたる直線は半径をあらはす
○ます目一つを1としてCは2.5倍Dは1である
○A及びA'は①及び①'を中心とし(a.2)(a.10)を通りCの作る円に接する円弧を作る
○B及びB'はDの作る円に接し(a.2)から(i.5)にいたる直線につながる円弧を作る 又B'はB'の作る円弧より3/4(ます目を1とした)はなれている
○③の×の一は1/2
 ①、①'は(i.2)(i.10)から1/4又②、②'の点は(i.3)(i.9)から同じく1/4の位置においてある
 
   戸井町民歌
 
一、津軽海峡 荒れるとも
  理想をかかげ たくましく
  千古変らぬ 武井の島
  その岩島の 岩の如(ごと)
  いざや励まん 戸井の民
 
二、汐首岬 逆(さか)巻けど
  希望に燃えて たくましく
  潮を乗切る 船人(ふなびと)の
  その金鉄(きんてつ)の 意志の如
  いざや進まん 戸井の民
 
三、遥(はる)けき波路(なみじ) 暗くとも
  夢を抱きて たくましく
  暗夜(あんや)を照らす 灯台の
  その光明(こうみょう)の 灯(ひ)の如く
  いざや求めん 戸井の民
 
四、時世(ときよ)は如何に 移ろうも
  理性(りせい)を磨(みが)き たくましく
  星霜(せいそう)古き 館(たて)の跡
  その館守れる 人の如
  いざや築かん 戸井の民
 
   戸井音頭
 
一、戸井はよいとこチョイト津軽の山がヨウ
  海の彼方に 墨絵(すみえ)の如く
  沖を通るは 北洋船(ほくようぶね)か
  風は上風(かみかぜ)ヤーレン 空海(そらうみ)青く
  磯のしぶきにサー鴎(かもめ)が濡(ぬ)れるヨイヨイヨイ
 
二、戸井はよいとこチョイトあの武井の島ヨウ
  古き伝えの岩島浮いて
  岩のねぐらに 海鵜(うみう)の群(むれ)が
  月に叫ぶかヤーレン いざよい月に
  津軽海峡サー静かに暮れるヨイヨイヨイ
 
三、戸井はよいとこチョイト 汐首岬ヨウ
  呼べは応(こた)える 下北、大間
  津軽海峡 渦潮(うずしお)巻いて
  白い灯台ヤーレン 岬は緑
  誰を招くかサー 臥牛(がぎゅう)の山がヨイヨイヨイ
 
四、戸井はよいとこチョイト丸山さんはヨウ
  恵む海幸(うみさち) 象徴(しるし)の山よ
  遠き蝦夷地の 歴史も古く
  幾百年のヤーレン 館跡残り
  戻(もど)る漁船がサー 夕日に映(は)えるヨイヨイヨイ
 
   作曲
町民歌、町音頭とも、ポリドール社に町で依頼し、ポリドール社の専属作曲家真木陽が作曲した。