函館市/函館市地域史料アーカイブ

恵山町史

第7編 宗教

第1章 文書に残る郷土の神社・寺院

第2節 松浦武四郎『蝦夷日誌』(巻之5)にみる郷土の寺社

2、村々の寺社について

 蝦夷日誌(巻之五)尻岸内村の項より、寺社に関わる記述を主に抜粋し記す。
 
根田内村
 「……人家四十軒。小商人四、五軒。只酒・米・紙・煙草・わらんじ(草鞋)売るのみ也。村内皆火焦石。浜は小石または転太石なり。村内に酸川恵山湯本より流れ落る…(中略)…庵寺有。村の上に産神の社並びに制札有。土産、椴法華と同(鱈、昆布鯡、数の子、油コ、カスベ、比目魚、ホッケ、鱒 鰤)……」
 
古武井
 「人家ヤマセトマリより部落つづきにて、此村の支配中五十軒もあるよし也。小商人二軒。漁者のみ也。浜あらし。村内庵寺、産神の社、制札有。また傍に小川有。土産前に同じき故記さず。」
 
尻岸内
 「古武井より一里と云へり。人家十余軒。村内細流有。小商人一軒、漁者のみなり。上に少し畑有。村内に産神社並に制札並に会所有。土産鱈、鰯、数の子、昆布、油コ、ホッケ、カスベ、ムイ、水よし。海草類多し」