函館市/函館市地域史料アーカイブ

恵山町史

第5編 交通・通信

第1章 交通

第9節 戦後の陸上交通

7、戦後のバス交通

 昭和41年12月30日、下海岸路線充実をはかるために恵山営業所を開設する。
 同年11月5日、尻岸内町字日ノ浜83番地の町有地656坪と中森サツの所有地52坪を加えた敷地で、恵山営業所(バスセンター・車庫・工場)建設工事を開始し同年12月竣工、30日より営業を開始、以来、椴法華・御崎・函館3方面の路線の接続や、乗客の乗換え・休息、運転手の乗務交代など、バスの運行に効果的な機能を大いに発揮した。

昭和45年6月10日の箱館バス時刻表より 下り(箱館‐日浦‐尻岸内‐恵山営業所‐椴法華・御崎)

〈この時刻表から〉  まず函館・恵山営業所の運行本数であるが7時1分(8:55着)の始発から18時25分(20:29着)の最終を含め、9時と13時帯を除き各時間帯10本のバスが運行している。当時としてはかなりな運行本数で、函館方面への往来は便利になったといえよう。また接続は、椴法華線8本、内国民宿舎恵山荘(村営)までの運行延長が、午前午後2本ずつ、接続ではないが、午後3時から5時の通行の多い時間帯、恵山営業所発、椴法華行を走らせている。一方、(石田温泉行)御崎線の接続は、9・12・13・17時帯の4本に、朝1番の恵山営業所発7時55分が1本、合わせて5本ある。その他、高原ホテル行が10・16時帯に2本あり、これは恵山登山口を経由するので御崎市街までは多少距離があり、歩かなければならないがこれも利用できる。
 
〈時間と運賃〉  函館・恵山営業所間の所要時間は、およそ2時間、道程40キロメートル余り、当時の道路状況からみればやむを得ないのではないか。運賃は函館から恵山営業所までが350円であった。