函館市/函館市地域史料アーカイブ

恵山町史

第1編 自然

第4章 恵山をとりまく海洋

第3節 津軽海峡は“海の川”

1、津軽海峡の概要

 渡島半島南東部にあたる亀田半島に位置する恵山町の南側は津軽海峡に面している。
 津軽海峡とは、北海道と本州に挟まれ、太平洋と日本海をつなぐ通路となっている海峡で、東西約130キロメートル、南北約18〜50キロメートルある。
 その範囲は東口と呼ばれる恵山岬と本州の尻屋崎を結ぶ約48キロメートルの線から西口と呼ばれる白神岬と竜飛岬を結ぶ約20キロメートルの線、そして南側は下北半島の佐井村焼山崎と津軽半島の今別町高野崎を結ぶ平館海峡に接する線で囲まれた範囲であるが、これを図3−1に示す(〈文献1〉)。
 ところで日本海と太平洋の境界が津軽海峡においてはどこにあるかというと、恵山岬と本州の尻屋崎を結ぶ線である。
 またこの津軽海峡は、陸上動植物分布の境界を示すブラキストン線*①が引かれ、海峡という地理的境界は東北・北海道の生物分布にとって興味深い存在となっていることが知られている。

図3-1