函館市/函館市地域史料アーカイブ

恵山町史

第1編 自然

第2章 恵山町の気候

第3節 気候要素

 気候要素平年値は、恵山町に隣接する函館市の最近30年(1961〜1990)月別平均値を表2.2(函館の気候表)に示した。次に当町日ノ浜東北東6.9キロメートル地点の椴法華村恵山岬灯台(北緯41度49分05秒・東経141度10分50秒)航路標識事務所気象資料より最近30年間(1961〜1990年)の月別平均値を算出し、表2.3(恵山の気候表)を作成した。『椴法華村史』(1989)によると、恵山岬灯台の気象観測は、1942年(昭和17年)より区内気象観測表を函館海洋気象台嘱託業務として開始しており、気温・降水量・日照・風向風速・天気日数のほか風浪・うねり、などの海洋気象について観測している。したがって、恵山岬灯台の観測資料は、椴法華および恵山町の気候を代表するものと見なされよう(図2.5恵山岬付近の対景図)。さらに、函館海洋気象台が1940年(昭和15年)に現在の函館市美原3丁目4番5号に移設されて以来、60年以上も沿岸観測をしているので、恵山岬と函館の気候の差異について詳細な検討ができるであろう。その最初の試みとして、図2.6(年平均気温の長期的変化)に函館と恵山岬における年平均気温の長期的変化を折れ線グラフに示した。

表2.2 函館における最近30年の気候(1961~1990年の月別平均値)
札幌管区気象台(1991):北海道の気候(1991)年版より抜粋


表2.3 恵山岬における最近30年の気候(1961~1990年の月別平均値、統計年数30年)
注)恵山岬灯台気象観測資料(1926~1992年)より抜粋。月別平年値は札幌管区気象台の単位に準じて産出した。


図2.5 恵山岬付近の対景図(海上保安庁水路部、1988)