札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ

新札幌市史 第5巻 通史5上

第九編 大都市への成長

第五章 高度成長期の産業発展

第六節 札幌の鉱業

二 豊羽鉱山の再開と発展

 戦後の再開から昭和四十七年度までの粗鉱生産の推移を示したのが表43である。
表-43 豊羽鉱山粗鉱生産量(昭和26~47年度)
年度鉱量
(t)
亜鉛硫黄
品位
(g/t)
含有量
(kg)
品位
(%)
含有量
(t)
品位
(%)
含有量
(t)
品位
(%)
含有量
(t)
昭264,995
 2771,5074.303,0749.937,10016.8812,071
 2885,91018015,4573.843,2998.707,47016.9214,534
 2996,18616015,3903.513,3738.388,06216.7916,149
 30102,91013013,3283.733,8387.707,92117.1317,633
 31112,54212013,5053.443,8747.408,33117.7119,936
 32123,39411514,1553.434,2337.699,48818.6923,058
 33133,57213718,2753.374,5008.0910,80517.7123,650
 34157,77011518,1263.335,2528.7013,73317.0226,856
 35191,29613325,3813.035,8008.0315,35514.6528,022
 36229,96514633,4763.337,6578.2218,91415.0434,583
 37260,78713134,2413.057,9658.0020,85614.6638,222
 38352,94613447,3093.1911,2627.9127,92115.3354,122
 39379,67813250,2493.0611,6357.4128,13815.5559,035
 40401,55114156,6262.9211,7447.0328,23814.5958,576
 41414,23515966,0012.9912,3937.2029,84014.1558,599
 42441,26114363,2553.0113,2936.9830,80013.4859,499
 43455,90013159,9033.0513,8927.0432,08014.1464,442
 44556,31812770,7782.7815,4826.1734,33713.9577,633
 45639,28310667,9602.4015,3476.4141,00413.8088,199
 46725,1138662,1722.4017,4276.5547,51712.6291,502
 47678,8697752,3282.1614,6916.0941,34112.1382,346
豊羽鉱山30年史』より作成。

 品位は傾向的に低下しているが、それを上回る勢いで鉱量が増加している様子がみてとれる。これは三十五年以降の貿易自由化に対処するためもあって増産体制に入った結果である。すなわち三十五年四月に粗鉱出鉱月産一万四〇〇〇トンから四十六年四月には六万トンを達成している。この間、四十四年には月産六万トン処理能力を持った新選鉱場が本山に完成し、それとともに石山選鉱場は廃止された。四十七年度における鉱量の減少はドル・ショックに続く円切り上げの打撃等によるものであった(豊羽鉱山三十年史)。
 これらの生産を担った従業員数の推移は表44、表45のようである。表44は二十五年八月の創立当初と二十七年三月の本格的操業開始時の人員状況を比較したものである。表45は、それ以降の推移を示したものである。
表-44 豊羽鉱山従業員数比較
職員職長坑内員坑外員臨時員
昭和25年8月(創立当初)247026057
昭和27年3月(操業開始)492714627816516
増員数252014625216459
豊羽鉱山株式会社『十年史』より作成。

表-45 豊羽鉱山従業員数推移
従業員従業員
昭27536昭38638
 28502 39682
 29482 40675
 30527 41663
 31557 42688
 32554 43633
 33586 44605
 34598 45527
 35596 46564
 36617 47613
 37647
豊羽鉱山30年史』より作成。