札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ

新札幌市史 第5巻 通史5上

第九編 大都市への成長

第一章 戦後札幌の市政と行政

第四節 国際交流と札幌オリンピック大会

二 姉妹都市提携

 ベルンの話のあった直後の三十四年十一月、日米太平洋沿岸市長会議に出席したアメリカのオレゴン州ポートランド市の市長が、来日を機会に日本の都市と姉妹提携したいという希望をもらした。それを聞いた外務省が候補として静岡と札幌をあげた。静岡が経済的な面で断ったため札幌を推薦することとなったという。この話は順調に進み、十一月十七日午前空路来札したポートランド市長シュランクと原田市長が札幌市役所で盟約書にサインをして、姉妹提携が決まった(道新 昭34・11・3、8、17夕、都市提携一年のあゆみ 札幌・ポートランド 同都市提携委員会 昭35)。この都市提携の意義は、札幌市議会が行った姉妹都市提携促進に関する決議の中で、「国際間における都市提携の推進が、外国都市市民相互の友好を深め、都市相互の発展に寄与し、ひいてはこれが、国際間の親善と平和の促進に貢献する」としている(十期小史)。

写真-8 提携盟約書に署名する両市長

 この後ポートランド市との交流は様々な方面で進み、札幌からは札幌市役所の吏員だけでなく札幌産業界やスポーツ界、教育界など様々な分野の人々がポートランドを訪れ、逆にポートランドからもやはり様々な分野の人々が札幌を訪れた(札幌・ポートランド 都市提携十五年のあゆみ 同都市提携委員会 昭50)。
 さらに両市の学校間、産業界の会社や団体などが姉妹提携を結び、作品の交換や交流を行っていった(札幌・ポートランド 都市提携8年のあゆみ 同都市提携委員会 昭43)。例えば三十五年四月北海道大学交響楽団と州立ポートランド大学音楽部、五月東ロータリークラブと北ポートランドロータリークラブ、九月全日本写真連盟札幌支部とオレゴンカメラクラブなど四十七年三月までには四九団体が姉妹提携を行って交流している(札幌市の国際交流 昭63)。