札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ

新札幌市史 第5巻 通史5上

第九編 大都市への成長

第一章 戦後札幌の市政と行政

第三節 高度経済成長と札幌市政

二 新産業都市指定と市政の対立

 昭和三十八年(一九六三)四月、第五回統一地方選挙が実施された。四月三十日に行われた市長選では、原田與作社会党から立候補した塚本肇(党札幌支部執行委員長)を破り、再選された。得票数は、原田一五万四一六九票、塚本一一万四八票であった。社会党と共産党は立候補者について協定に達しなかったが、共産党が擁立を予定していた阿部勘吾(党札幌地区委員長)の立候補を見送り、革新側の候補者は一人に絞られた(道新 昭38・4・20夕)。
 市長選と同時に実施された市議選では、定数五六人(前回より四人増)に対して、一〇四人が立候補した。結果は、改選前議席数と比べて自民党が五議席を失い一七議席となったのに対して、社会党は現職九人全員と新人四人の一三人が当選して躍進した。公明政治連盟と共産党は二議席ずつ増やしてそれぞれ四議席、三議席となった。無所属は一八議席で三議席増え、民社党は一議席にとどまった。革新派(社共)が一六議席となって大きく進出し、また札幌市市議会にも多党化現象が見られ出した選挙でもあった。
 四月十七日に行われた北海道知事選挙では、町村金五(自民党)が荒哲夫(社会党)を六〇万票以上の大差をつけて破った。同日の道議選の結果は、全道では自民党五六、社会党三七、公明政治連盟一、民社党一、札幌市では自民党六、社会党五、公明政治連盟一であった。