札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ

新札幌市史 第3巻 通史3

第七編 近代都市札幌の形成

第二章 諸町村の近代化と行財政

第二節 ムラの変貌と近代化Ⅱ

三 白石村

 小野幌は江別村に所属していたが、大正二年四月一日より白石村に編入となった。これまでの境界は「野津幌川とクマノ川との落合より野津幌川を下り鉄道線路敷地に至る」とされていたが、これにより「野津幌川とクマノ川との落合よりクマノ川を遡り野幌国有林境界に至り、同地点より北方野幌国有林と民有地との境界線に拠りて鉄道線路に達し、同線路に沿ふて野津幌川に至る」と変更となった(殖民公報 第七二号)。
 小野幌の編入については、すでに明治三十一年に上申されていたようであるが、三十五年二月にも下田実戸長から道庁長官へ出願された。小野幌は「……白石村字厚別を距る事十町内外に過きず村民か日用品を購求するにも同村より、且つ小学校生徒の如きも信濃学校へ通学し、旁々直接の関係を有する……」(北タイ 明35・2・18)という状況であり、「公私の便宜上」において編入が出願されたのであった。小野幌の住民側でも四十四年十二月、大正二年二月に白石村への編入を請願していた。これらが受け入れられて二年四月一日に境界変更がなったのである。