札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ

新札幌市史 第2巻 通史2

第六編 道都への出発

第六章 宗教組織の確立と信仰

第二節 寺院の活動と村落部寺院等の設立

二 村落部の寺院・説教所

 この時期の村落部における寺院の創立状況は表3のとおり一二カ寺である。これに大谷派別院(山鼻村)・経王寺(豊平村)など基幹的寺院を除く既設の日登寺(琴似村)・本龍寺(札幌村)を加えれば一四カ寺となり、宗派を別とすれば大半の村に寺院が設置された。ここでは住民が設立を要望する事情を、篠路村の龍雲寺平岸村長専寺の創立願書によってみてみたい。
表-3 村落部寺院設立一覧(明治19~32年)
寺院名設立年月日所在地宗派
龍雲寺明治19. 9. 6篠路村浄土宗
浄恩寺19. 10. 4琴似村真宗大谷派
法国寺20. 3. 8苗穂村真宗大谷派
慧林寺24. 12豊平村真宗大谷派
教願寺28. 9篠路村真宗大谷派
長専寺29. 9. 8平岸村浄土宗
順正寺29. 9豊平村浄土宗
松龍寺30. 4. 10豊平村曹洞宗
祥龍寺30. 4. 30下手稲村曹洞宗
智徳寺32. 5白石村真宗大谷派
高恩寺32. 7. 18丘珠村真宗本願寺派
安楽寺32. 9白石村真宗本願寺派
北海道毎日新聞』『龍雲寺史』『北海道百年曹洞宗寺院誌』『平岸百拾年』『東本願寺北海道開教百年史』『札幌市史資料―宗教』等から作成。