札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ

新札幌市史 第2巻 通史2

第六編 道都への出発

第六章 宗教組織の確立と信仰

第一節 札幌神社の昇格と公認神社の急増

一 札幌神社の昇格と活動

 ここでは一般祭祀等以外の活動について記したい。また、神道演説会に関わる事項は後述する。
 まずあげられるのは近傍神社との関係であろう。これについては一つは祭典の執行であり、事例としては二十二年五月、三吉神社祭典には札幌神社宮司、主典等が出張し、例祭を執行している。また後述のように、三十年から公認神社が急増するが、この場合、近傍の村ではその神職は同社のそれが兼務するのが一般的であった。現市域内の神社について、この時期札幌神社の神職が社掌を兼務したのは丘珠神社大谷地神社諏訪神社白石神社江南神社稲荷神社(琴似村)、西野神社手稲神社等で、遠くは市来知神社にまで及んでいた。すなわち地域中核的神社としての機能である。また、三十年九月には岩見沢・苗穂村へ分霊が奉遷された。