札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ

新札幌市史 第2巻 通史2

第五編 札幌本府の形成

第四章 周辺村落の展開と農業

第二節 村落の行政機構

二 新副戸長と総代、副総代

 十一年三月に開拓使の札幌本庁下では、村落の状況が府県と同様になってきたことを理由に、村落の行政組織の改編に取り組んだ。それによると四、五、六の各小区に副戸長を各一員ずつ配置し、各村の総代総代は一員のみに限ろうとするものであった。しかし一時にそれを遂行すると、「因襲之人気何トナク穏カラザル義」につき、一村に副戸長一員、総代(総代)一員の設置とされた(市史 第七巻九五二頁)。この結果、琴似村に兵村と併立していた副戸長は一人とされた。だが琴似村では、再度にわたり坪内猪之助の在留を求める請願が出されたが、これは認められなかった(区戸長進退録 道文二四八六)。
 一村一員にもとづき各村の総代総代の差免が四月に行われ、さらに六月になると総代総代制も廃止となった。しかしその後も、旧(元)総代などの名称で事務取扱を担当している。