札幌市中央図書館/新札幌市史デジタルアーカイブ

新札幌市史 第1巻 通史1

第四編 イシカリの改革とサッポロ

第十章 建府論の展開

第二節 藩士・幕吏等の意見

二 岡本監輔の意見

 岡本監輔(けんすけ)は十文字と異なって、すでに北海道史上で著名な人物であるので、その経歴は簡単に述べたい。
 岡本は天保十年阿波国の生まれ、文久元年に江戸に出てカラフトを知り、同島を開いて北門の鎖鑰を厳にしようと志を立て、同三年にカラフト南部を視察した。翌元治元年カラフト在住を命じられ、慶応元年にはカラフト奥地視察の許可を得て同島の北端までを探検し、その後も北地経略に奔走した。明治以後も、箱館裁判所権判事、開拓判官となり、カラフト問題の処理にあたった。
 このように、岡本はこの時期のカラフトの第一人者であり、したがってその発想も、よりカラフトを強く意識したものとなっている。
この図版・写真等は、著作権の保護期間中であるか、
著作権の確認が済んでいないため掲載しておりません。
 
写真-2 岡本監輔(北海道大学附属図書館蔵)